製薬会社と薬卸業者との関係

製薬会社と薬卸業者との関係は、製薬会社の方が圧倒的に強い立場にあり、薬卸業者のMRはストレス過多となっているケースが多いです。
薬卸業者は、自分たちで薬を作らないので、製薬会社からいかにいい条件で仕入れるかにかかっています。
下手をしたら取引さえしてくれないケースも全く無いとは言い切れません。
薬卸業者は大抵一つのエリアに複数の業者が競合しており、一つの病院に複数の卸業者が出入りしていることも多いです。
そんな状況なので、製薬会社としては、はっきり言ってしまえば自社の薬品が流通するのなら、どの業者に卸してもいいので、製薬会社の方が強い力関係になります。
インフルエンザや風邪の流行時に市場シェアの高い薬品を扱えないのは命取りになります。

製薬会社側で、特定の卸業者にしか自社医薬品を卸さないという戦略をとっていることもあり、その医薬品を取り扱う卸業者はいいですが、取引できない卸業者は、違う手で売り上げを確保することを考えねばならず、よりストレスを生むことになります。
患者としてはよく効く薬を処方してもらえればそれでよく、病院としても複数の卸業者の中から望む医薬品を仕入れられればよく、末端から遠ざかれば遠ざかるほど、競争が激しくなります。
製薬会社も薬卸業者も、それぞれ違ったストレスや問題を抱えて薬が流通しています。
薬卸業者のMRはストレス過多ですが、医薬品会社の社員もストレスをかかえている、これが今日の医薬品を巡る環境の一端です。